人間はミスをする生き物なので、完ぺきに仕事をこなすことは難しいでしょう。
それでも、看護師がミスをしてしまうと、患者さんの生命に関係する場合もあるので、できる限りミスを減らせるように努力する必要があります。
看護師が犯しやすいミスの一つに、患者さんがベッドから転落したり、転倒することが挙げられます。
これは、患者さんがベッドから自分で立ち上がろうとした場合などに発生しがちです。
これは、忙しそうな看護師を見て、ナースコールを使わずに自分で何とかしようとしたなど、患者側の気兼ねや優しい気持ちが関係しています。
一概に看護師のせいというわけではありませんが、特にスタッフの数が減る時間帯を中心に、センサーを設置するようにすると、事前に転倒事故を防ぐことができるに違いありません。
投薬ミスも看護師の多くが経験するようです。
薬剤を間違えたり投薬量を誤ると、場合によっては患者さんの命にかかわります。
このようなミスを防ぐには、他のスタッフとダブルチェックしたり、それができない場合は声を出したり指さし確認をすることでミスを最小限に抑えることができるはずです。
また、患者さんが内服薬を飲まないこともあります。
きちんと薬を飲めるか不安がある患者さんは、実際に薬を飲みこんだことを確認してから次の業務に移ることができます。
さらに、わからないことを質問できないことでミスが発生することがあります。
先輩看護師が怖い、声をかけづらいなど要因は様々ですが、患者さんのことを理解していない状況で処置を行うことは危険です。
患者さんの健康や命を守るという意識を持ち、質問や確認を怠らないことが大切です。